男女の身体の違い
男性と女性の身体つきの違いについて説明します。
骨格
1-1 全体像
男女ではまず骨格が違います。全体的に男性は無骨で大きく幅広いのに対して、女性は華奢で細い構造をしています。
また、男性は全体的にストレートなシルエットなのに対して女性は肋骨と骨盤の大きさから「くびれ」ができ、柔らかいものになります。
1-2頭蓋骨
男女の頭蓋骨の違いです。大きな違いはふたつあり、赤丸で囲っているように男性は眉骨が出っ張ってるのに対して女性にはそれがなくながれるようなフォルムをしています。また、男性が顎が張っているのに対して女性は小さめです。
ここで重要な違いが「眉骨」です。これによって顔の印象がかなり変わります。
女性化するにあたりこの眉骨はかなり邪魔です。顔つきが立体的となりシャキッとした男性的な印象になってしまうのです。女性は平らで優しい顔つきをしていますが、その違いはここにあります。
生物学的女性のメイクは顔に立体感を持たせるメイクをしますが、男性がそれをそのまま真似をすると痛い目に遭います。元々堀が深く立体的な造りの顔立ちに、さらに立体的に見せるメイクをするといわゆる「オカマ」っぽくなります。
女性のメイクが「足し算」なのに対し、男性はこのような特徴を理解し「引き算」のメイクをしなければなりません。
眉骨を隠すために有効なのが「前髪」です。多くのMtFさんは前髪で上手くこの眉骨かくし、男性的な骨格を隠しています。もしくは眉骨自体を削ってしまう整形手術をする人もいます。
1-3肋骨
次に肋骨です。男性は広く大きいのに対し女性は狭く小さくなっています。
女性化するMtFさんは矯正用コルセットを使ってこの大きな肋骨を強制的に小さくする努力をしている人もいます。
1-4骨盤
骨盤は男性が狭いのに対して女性は広くなっています。これも男女の骨格の違いで大きな部分です。女性は妊娠・出産のため恥骨下角が約80°と広くなっているため、骨盤全体も大きくなっています。一方男性はそれがないため狭く、また、女性より縦に長くなっているため無骨な造りになっています。男性は□、女性は○といった感じです。
この細い肋骨と広い骨盤があることから女性は「くびれ」を持った身体になります。
一方男性はそのようなメリハリはないためストレートな身体つきをしています。
男女の最大の違いはここです。
筋肉
当たり前ですが男性の方が女性より圧倒的に筋肉が多いです。それは男性ホルモンであるテストステロンによる効果になります。
男性は太く無骨な骨格にさらにこのような筋肉を備えることから全体的に大きくたくましい身体になります。また、男性は女性に比べて上半身の筋肉が発達しています。よって逆三角形のシルエットになるのです。
女性にも同じように筋肉はありますが、当然その量は少なく、また土台となっている骨格も細いため華奢な身体つきをしています。
脂肪
男性は内臓脂肪が付きやすいのに対して、女性は皮下脂肪が多いのが特徴です。
女性のあのやわらかで優しい雰囲気の身体はこの皮下脂肪によって造られています。また、女性の脂肪の付き方は胸はもちろんのこと、お尻から腰、ふとももにかけて分布するので女性らしい体つきになります。
男性はそれが少ないので筋肉の形がダイレクトに外に伝わる身体になります。
まとめ
このように、男性と女性では「骨格」「筋肉」「脂肪」に大きな違いがあります。これによって見た目が男性か女性かが判別されるのです。
よって、女性化するためにはこの大きなビハインドを克服しなくてはいけません。
- 髪型の工夫
- 立体感を消すメイク術の習得
- 女性的なシルエットに見せる服装の選択
- 女性ホルモンによる皮下脂肪の増加
- 同じくそれによる筋肉量の低下
などがその方法として挙げられます。