トランス

MtFの恋愛事情

MtFの恋愛事情

ここではMtFの恋愛について見ていきます。

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自分を知る

恋愛においてはまず自分を知る必要があります。マジョリティーでも難しい恋愛なのですから、我々マイノリティーはさらにややこしいです。ひとつひとつ整理し、確認していきましょう。ちなみにこのサイトではMtFを手段として扱っていますので、この記事の主体もMtFとして説明していきます。

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1-1 自分の性指向を知る

あなたはどれですか?

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1-1-1 ヘテロセクシャル

女性として男性が好き。ストレートともいいますね。

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1-1-2 ホモセクシャル

女性として女性が好き。レズビアンですね。

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1-1-3 バイセクシャル

女性として男性も女性も好き。

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1-1-4 パンセクシャル

女性として男性・女性・MtF・MtX・FtM・FtX・その他全部が好き。

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1-2 自分がどのように見られたいか知る

さて、次は自分自身が相手にどのように見られたいか、どの性別として認識して欲しいかを考えます。多くの人は当然に女性として見られることを望むことでしょう。MtFとは最終的に女性になるのですから。私たちはMtFではありません。「女性」なのです。

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相手に求める条件考える

さて、次は相手にどのような条件を求めるかを考えてみましょう。どんな人が好きですか?

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2-1 シスジェンダー

あなたが好きになる人はシスジェンダーですか?

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2-1-1 男性

身体的性別が男性で、その性自認も男性である人です。いわゆる現在のマジョリティーですね。そう、普通の男の人です。

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2-1-2 女性

身体的が女性で、その性自認も女性である人です。私たちはこれになりたかった。なのに違う性別で生まれてしまった。憧れの存在であり、嫉妬を覚える存在でもあり、我々にとってもは特別な人たちです。

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2-2 トランスジェンダー

あなたが好きになる人はトランスジェンダーですか?

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2–2-1 トランス男性(FtM)

トランス男性(FtM)、身体的性別が女性で、性自認が男性の人です。我々MtFとは逆の存在ですね。FtMの人はあくまで「男性」として認識されたいのであり、FtMとして見られたい訳ではありません。MtF(女性)がFtM(男性)の人を恋愛対象とするのは何もおかしな事などなく、ストレートと言っても良いと思います。

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2-2-2 トランス女性(MtF)

トランス女性(MtF)、身体的性別が男性で、性自認が女性の人です。つまり我々ですね。MtF(女性)が同じMtF(女性)を恋愛対象とするのはいわゆるレズビアンということになります。

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2-3 性指向

シス・トランスに留まらず、さらに個別にそれぞれの性指向を考えなければなりません。

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2-3-1 ヘテロセクシャル

異性が好きな人です。

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2-3-2 ホモセクシャル

同性が好きな人です。

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2-3-3 バイセクシャル

異性・同性ともに好きな人です。

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2-3-4 パンセクシャル

異性・同性・MtF・MtX・FtM・FtX・その他全部好きな人です。

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組み合わせの例

さて、このようにシス・トランス、性自認等様々な要因があるのでその組み合わせも多岐に渡ります。ここではその一例を見てみましょう。

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3-1 MtF×ヘテロ男性

いわゆる女性×男性なので現代のマジョリティーであり、ストレートな関係ですね。相手がヘテロ男性ってところも羨ましいです。私個人の意見ですが、やはり女性としては素敵な男性とお付き合いしたいと思ってしまいますもん。こんな多様性を推すサイトを作っておきながら言えたセリフではありませんけど(笑)

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3-2 MtF×ビアン女性

女性×女性です。いわゆるレズビアンですね。あまり見かけないようにも思いますが、私の友人でこの関係の人がいて、最終的に結婚までいきました。とても幸せそうです。愛に性別なんてないんだなぁと思いましたね。

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3-3 MtF×ヘテロ女性

女性×(男性が好きな)女性です。これは相手女性から見れば自分は男性だと認識されています。MtFとすればかなり屈辱的なものと思いますが、このような組み合わせもないとは限りません。

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3-4 MtF×FtM

女性×男性です。トランスジェンダー同士のお付き合いですが、これもストレートな関係でしょう。お互いトランスが終わり戸籍変更が済むと戸籍の性別が女×男になるので正式に婚姻をすることができます。うん、羨ましいですね。

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3-5 MtF×MtF

意外と多いのがこの組み合わせです。女性×女性。トランスジェンダー同士のレズビアンです。この組み合わせはなぜかすごく多いです。同じ境遇であることから共通点が多く親しくなりやすいからでしょうか。私とアカリの関係もこれになります。これについてはよく「カマレズ」(オカマのレズ)と揶揄されますね。ほっとけっつーの。この関係は同性同士なので現行法では婚姻が認められていません。婚姻するならどちらか一方が戸籍変更を諦めるしかないのが現状です。

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3-6 MtF×トラニーチェイサー

これも意外と居ます。MtFとしては女性として見られたいので、あくまでトランス途中のMtF、もしくは元男性としての女性として恋愛感情を抱くトラニーチェイサーとはその利害が一致しないのが一般的ですが、不思議とこの関係の人は居ます。トラニーチェイサーも千差万別で性欲だけの人もいれば、MtFを本当にひとりの人間として愛する人もいます。一般的に毛嫌いされる彼らですが、彼らは彼らの性指向を持っているのです。それはマイノリティーの中のマイノリティーなだけであって、その彼らの性指向を私たちが否定・弾圧することは果たして正しいのでしょうか。私はそうは思いません。トラニーチェイサーもひとりの人間であり、この世界の多様性の中に生きている存在なのだと私は考えます。

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出会い方

さてさて、いろいろ見てきましたが、結局相手と出会わないとお話になりません。さぁどうやって相手を見つけましょうか。

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4-1 SNS

SNS、主にTwitterがあります。TwitterにはMtF同士で繋がったコミュニティーが形成されており、仲が良くなった人とオフ会をすることがあります。それを通じてさらに関係を近づけていき、お付き合いに至るというものです。実は私とアカリの出会いもTwitterがキッカケです。Twitterを通して仲良くなる人は結構多い印象ですね。ちなみにオフ会で会ってパコる(セッ○スする)ことをオフパコといいます。私も何人もの子羊たちを家に誘い入れそしてヤ[文章はここで途切れている]

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4-2 出会い系サイト

さて、上のTwitterはあくまでMtF同士のコミュニティーでしたが、出会い系サイトはそれとは異なります。MtFとしてではなく、「女性」として登録し男性と会うのです。ストレートのシス男性狙いですね。Twitterでくすぶっていてはいつまで経っても王子様は現れない!そういう人が利用します。もちろん女性として行くのですからそれなりのパス度が必要です。夜の営みでもバレないようにしなければなりません。いい人が見つかれば憧れのストレートシス男性とのお付き合いに結びつくでしょう。ちなみに登録すると男性から鬼のようにお誘いのメールが入ります。それはそれはすごい勢いです。男すげぇってなります。ドン引きするレベルです。その中のほとんどはヤリ目(セッ○スだけが目的の人)です。選定は慎重に行いましょう。できればサイトは無料のところではなく有料でちゃんとしたところを選んだ方がいいでしょう。

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4-3 職場

職場恋愛ですね。在職トランスでは元の性別を知られていますので、最初から女性として入社し、埋没した状態でのスタートとなります。おっちょこちょいの女性に「まったく見てらんねぇなぁ。ほら、手を貸してやるよ」などと言われ、「べ、別にひとりでもできるんだからね!」などといった掛け合い、したいものですねぇ。気付けば二人の仲は特別なものに…あぁ、漫画みたいで素敵です。これも憧れちゃいますね。ちなみに職場では不倫が絶えません。なぜか不倫は燃えるのです。お互い好意を抱くのは自由ですが、行為にまで及ぶのは不法行為に該当し慰謝料の請求原因となってしまうのでやめておいた方がいいでしょう。

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4-4 合コン

合コンです合コン。女友達に合コン開いてもらいましょう。男子達は目の色変えてやってきます。そりゃあ女子をゲットしたいのですから。こちらはあくまで落ち着いて、冷静に対処しましょう。飲み過ぎてヘベレケになることのないように注意しましょう。お持ち帰りされます。第一戦目は気になる男子とライン交換に留め、お礼のラインが来たらこちらも返しましょう。脈ありならまたお誘いが来ます。お気に入りの男子ならその話に乗ってデートです。映画かな?ディズニーランドかな?お泊まりグッズは用意してた方が良いかな?ワクワクドキドキですね。はぁ、青春だ。

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問題点

しかし話はスムーズにはいきません。ある問題点が高い壁となって立ちはだかります。

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5-1 カミングアウトの必要性

そう、自分はトランスジェンダーです。元の性別は男性で、子供を産むことが出来ません。

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5-1-1 カミングアウトが不要な場合

あまり聞いたことありませんが、相手の男性が子供を望んでいない場合は妊娠・出産の必要がないわけですのでこの最大のビハインドを墓場まで隠し通して持って行けばカミングアウトせずに関係を継続できるかもしれません。

さて、問題はこれが婚姻後にバレた場合、性同一性障害であるという重大なことを婚姻前に相手方に伝えていないのは悪質な故意であり不法行為に該当するのでは、というところですが、これについては実際の判例があります。

仮に本件前婚時から被控訴人(MtF当事者)が性同一性障害だったとしても、かかる事実は通常は婚姻相手にも知られたくない極めて私的な秘密に属する事項であり、特段の事情がない限り開示義務を認めるのは相当ではなく、本件において上記特段の事情は認められないから、上記秘匿をもって控訴人に対する不法行為を構成するものということはできない

出典:秘匿

というわけで、自身が性同一性障害・MtFであることを秘匿して婚姻してもなんら違法性はなく、慰謝料請求の理由にもなり得ないということになります。人生はドラマです。いろいろなことがありますね。この訴訟の当人もかなり苦労したようですが、最終的には全面勝訴という形で決着がついたようです。今では第二の人生を歩んでいます。

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5-1-2 カミングアウトが必要な場合

相手男性が子供を欲しがっている場合、さすがに「私不妊症なの…」では弱いでしょう。もう覚悟を決めて自分がトランスジェンダーであり元男性で、子供を儲けることはできない旨を告白するのがいいと思います。それでもいい!と言ってくれる男性も居れば、サヨナラとなるケースもあると思います。普通の女性に産まれていれば…こんなことには…と砂を噛むような悔しい思いをすることでしょう。ドンマイドンマイ。そんな男は所詮その程度の男なんですよ。別れてよかったじゃないですか。さぁ次へ行きましょう。

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5-2 同性婚が認められていない

現在の法制度では同性婚が認められていません。女性×男性なら問題ないのですが、性の在り方は様々です。女性×女性もいれば、男性×男性もいます。世界諸国で同性婚が認容されているこの世の中で、この日本はいまだにそれを認めていません。激おこぷんぷん丸です。同性婚を認めることで何の弊害があるというのでしょうか。同性婚を否定する理由は何なのでしょうか。認めれば少子化が進むとでも思っているのでしょうか。アホか。

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5-3 男性としてヘテロ女性と婚姻後に性違和を自覚した場合

このサイトを見ている人の中には既に婚姻している人もいるでしょう。私がそうです。性別違和を自覚する時期は人それぞれです。中には男性として生きなければならないと模索し、結果女性と結婚してしまうケースがあります。結婚「してしまう」という表現は多少語弊を含みますが、実際にそうです。事故です。アクシデントです。婚姻前にカミングアウトしており、配偶者もそれを承知の上で婚姻したのなら良いですが、多くの場合はそうではないでしょう。配偶者はあなたをあくまで男性として愛し、男性と結婚したのです。

それがある日、夫が「女性になりたい」と言い始めた。

どうでしょうか。大変です。まぁ私個人としては相手の見た目・性別が変わったくらいで揺らぐ愛など「愛ではない」と思っているのですが、一般的にこんな考えは通用しないでしょう。妻個人としては大問題です。許しがたい事実で裏切られたような心境に陥ることでしょう。妻は男性であるあなたを好きになったのであって、ビアンではないので女性は通常恋愛の対象にはなりません。なので激しく抗議・拒否されることでしょう。または説得されるかもしれません。

仕方ありません。離婚してください。

友達の場合と同様に、理解を示してくれない相手は「所詮その程度の存在」です。潔く切ってください。人生いろんな生き方があります。離婚は大変ですが、やり遂げて第二の人生を歩むのがいいでしょう。私は離婚しました。

もちろん理解してくれる場合は関係を継続してもいいです。自分が愛した相手なのですから大切にしましょう。

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まとめ

いかがだったでしょうか。MtFの恋愛、難しいですよね。ほんとシスのストレートが羨ましい。ところでひとつアドバイスですが、男は基本的にオオカミです。隙を見せると襲ってきます。野獣です。そこのところをわきまえ、活動は慎重に行って下さい。

ちなみに私は性別やセクシャリティーに関係なく好きになった人がタイプの人ですね。

では、よい恋愛生活を!

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