トランス関連

MtFの就職事情

MtFの就職事情

ここではMtFの就職事情について見ていきます。

目次


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男性として入社(正規雇用)

まず戸籍の性別に従って「男性として入社」するケースです。性別違和があることは言わないし今後トランスすることも伏せていることを前提とします。てか、そんなこと言ったら採用されませんしね。入社後性別違和を感じたMtF当事者はこのケースに当てはまるでしょう。私もこれです

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1-1 メリット

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1-1-1 正規雇用が可能

戸籍が男性で、男性として就職するのですがから何も就活においてはビハインド部分がありません。正々堂々と就活し、正規雇用を勝ち取ることができます。もちろん今の世の中大変な不況なので正規雇用自体が縮小し職を得ることが困難になってはいますが、それでも可能は可能です。

雇用主は当然にあなたを男性として採用します。

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1-2 デメリット

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1-2-1 性別違和の苦痛

男性として働くわけですので男性たる姿をしていなければなりません。代表的なのが短髪にスーツですね。メンズスーツでワイシャツを着て、ちゃんとネクタイを着用します。髪は清潔感を保つため短髪にし、メイクは不可です。

使用するトイレももちろん男性用。更衣室など存在もしてないことでしょう。各種書類の性別欄も「男」に丸をし、男性名を名乗らなければなりません。同僚や上司からも男性として認知されています。

これはMtF当事者にはかなりツラい状況です。男性の象徴たるメンズスーツを着て名前も男性名、トイレもそう。最初は我慢できてもこのダメージはボディーブローのように徐々に効いてきます。心的ストレスは蓄積されるばかりでいつ限界がくるかも分からない状況に陥ることでしょう。かたや同じ職場の女性職員は当たり前に女性として振るまい女性施設を使用しています。女性らしい身体、スーツの必要もないオフィスカジュアル、綺麗なメイク、サラサラの長い髪、当然に使用する女性用トイレ、これらのことを目の当たりにすると徐々にそれに対して羨み、嫉妬、または絶望を覚えるようになります。

ストレスに苛まれた身体はやがて抑うつ状態となりそれが悪化するとうつ病となり出社することすら困難になることもあります

このように、MtFにとって男性として就業することは大変困難なことと言えます。

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1-2-2 カミングアウトが必要

さてさて、このままでは死んでしまいます。女性化・トランスしなくてなりません。そのためには会社側に自身の性別違和、GIDであることをカミングアウトしてそれ相応の配慮を求める必要があります

    1. スーツの非着用(ノーネクタイ)
    2. 長髪の許可
    3. メイクの許可
    4. 通称名の使用

などを求めます。4は無理だとしても1〜3はトランスするに当たり必須でしょう。そうでなければフルタイムRLEができません。せめて髪を伸ばしメイクをし、女性の格好で働くことの許可を得る必要があります。

私は休職中にカミングアウト、その後ジェンダークリニックに通い診断書を取得したところで上記処遇を会社側に要求しました。幸いに4以外は認められました。よってそれから私は髪を伸ばしはじめスーツから脱却し、徐々に女性としての自分を出していきました。でもいきなり全部を女性とするわけにはいかず、まずはノーネクタイから始め、シレッとスーツをメンズからレディースに変え、インナーもワイシャツからブラウスにし、シューズもメンズからパンプスにして、少しずつ以降していった感じです。トイレは多目的トイレを使用していました。

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1-2-3 SRS休暇取得等の問題

トランスするにはSRS(性別適合手術)が必要になるでしょう。多くの場合はタイで、かつ造膣ありを選ばれる方が多いと思います。その場合最低でも1ヶ月、できれば3ヶ月の静養を取ることが必要です。

さて、この休暇の取得が可能でしょうか。多くの中小企業は資金繰りがカツカツです。翌月の仕入れ等の支払いですらギリギリの状態が多いです。その中で従業員に長い休暇を与える余裕がある企業がどれだけあるでしょうか。

また、仮に休暇が取れたと仮定しても、その間の給与はどうでしょうか。おそらくほとんどの企業が無給でしょう。GID当事者はSRS費用に加え、この静養期間の1〜3ヶ月の生活費の貯蓄も必要となります。

ほとんどの企業はこの長期休暇は一蹴されることでしょう。それでも強く要望するようなら解雇となります。雇用主はあなたを切り、新たに使える人員を採用するはずです。だって人員にも資金にも余裕がないのが現実ですから。

これらの問題から国内での膣なしオペを仕方なく受ける当事者もいます。これだとダウンタイム(患部の治癒にかかる期間)も短く、要する休暇も最短で済むからです。1〜2週間の休暇でSRSを決行して強行復帰する、そんな当事者も多いです。悲しいかな生きていくためには職が必要ですもんね。簡単に辞めるわけにはいきません…。

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1-2-4 埋没出来ないことの苦しみ

さて、運良く私のように休暇も取れSRSができ、かつ女性処遇が認められても埋没が困難です。不可能ではありませんが、非常に難しいです。なんせ男性として入社・就業していたわけですから、会社の人間はあなたの元の性別を知る人がたくさんいます。そういう人はあなたがいくら女性化したところで「女に見える男」と色眼鏡で見ることでしょう。つまり埋没(周囲に元の性別を知られることなく女性として生活すること)ができないのです。

これは何気にキツいです。「どうせ男だと思われている」「配慮パスでしかない」と当事者は考え苦しみます。私もそうでした。周囲も大人です。大人の対応をしてくれているにすぎない、そう考えてしまうのです。これは一種の呪縛のように自身を闇に包み込み、悪くすると結局また精神的に不安定に陥ります。踏ん張りどころです。ここを踏ん張って脱却する必要があります

大変苦しいでしょう。しかし人間の意識は変えることができます。あなたが女性として振る舞い、その容姿をして、普通に勤務を続けていれば、いずれは「男性としてのあなた」は過去のものとなり、周囲の人の記憶からも消えていくことでしょう。時間はかかりますが、そうして少しずつ溶け込むことは可能と言えます。

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MtFとして女性で入社(正規雇用)

性別違和を持つMtFであることをあらかじめカミングアウトしての入社です。自分のあるべき姿・内情を包み隠さずオープンにし、理解を得た上での扱いになります。非常に理想的な形でしょう。

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2-1 メリット

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2-1-1 正規雇用が可能

この場合も正規雇用が可能です。雇用主はあなたのことを理解しての採用なのですから、非正規に限定する理由はありません。戸籍は男性でありながら、女性としての正規雇用が可能なのです。

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2-1-2 半埋没が可能

カミングアウトの相手は一部上層部に留めることができます。つまり一般社員はあなたが男性ということを知りません。よって上の人間以外の場面では埋没することが可能となります。これはMtF当事者にとってとても過ごしやすい環境でしょう。元の性別を知られていないということは色眼鏡で見られることもありません。当然に周囲から女性として認知されている状態です。まさに理想の職場環境でしょう。

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2-2 デメリット

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2-2-1 高いパス度が必要

最初から女性として就業するので当然ですが完パスが必要です。見た目はもちろん声も女性として通用している必要があります。うーん、どれほどの人がこの状態に達しているでしょうか…。多くの人はこの状態であれば戸籍も女性に変えているはずです。戸籍変更していればわざわざMtFとしてカミングアウトして入社する必要はありません。

完パスしているにもかかわらず戸籍変更をしていないという人は何かしらの問題、つまり特例法の要件を満たしていないケースということになります(既婚者、未成年の子がいる、SRSしていないなど)。

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2-2-2 採用は稀

現実は自身がGID当事者であることをカミングアウトすると蹴られます。正規雇用では採用されないのです。会社側からすれば当然でしょう。雇用主が求めているのは通常の「女性」です。採用希望者に「MtF」と「生物学的女性」がいた場合、そのMtFに突出した能力・資格等の明らかな優位性がない限り生物学的女性が採用されます。当たり前です。その方が予測され得るトラブルが回避できるからです。簡単に言うとMtFはトラブルの元なのです。誰も積極的に採用しようとは思いません。それが現実です。

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2-2-3 カミングアウトの時期

MtFと理解してもらうためカミングアウトは必須となります。その時期を見ていきます。

面接時

面接時にカミングアウトするケースです。履歴書の性別欄は空白もしくは性別欄がない履歴書を使うのがいいです。面接では積極的に自身の長所を伝え、働くことの意欲を見せましょう。面接の最後に担当者から「他に何かありますか?」と聞いてくるでしょう。ここでカミングアウトです。面接官はとても驚くことと思います。動揺もされるでしょう。

しかしここでひるんではいけません。大事なのはMtFであっても採用されれば会社側にどんな利益をもたらすのかを主張することです。MtFであるデメリットを消し去るのです。例えばトランス当事者であれば通常の人が経験したことのないイバラの道を切り開いて生き抜いてきたはずです。よってどんな苦境にさらされても力強く前に進む積極性・忍耐力をアピールすることができます。また、女性としての就業はMtFにとって夢でもあります。そこらの生物学的女性とは訳が違います。働く意欲が強く、採用されればどんなことでもできるくらいのことを言いましょう。

 

採用連絡時

面接時は通常の女性として受け、採用連絡があったときにカミングアウトするケースです。相手は採用の意思を示しているのであなたのことを認めていることになります。それを逆手にとってMtFである事実を些細なものとして誤魔化すのです。とは言っても簡単ではありません。採用担当者からすれば一種の裏切りです。詐欺と捉えられても仕方ありません。リスクは大きいです。あまりオススメはできません。「あぁ…そ、そうなんですね、なら今回は縁がなかったということで」とあっさり採用取り消しになるケースが多いでしょう。

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2-2-4 採用後の元の性別の秘匿

さて、晴れて採用されたとしても油断はできません。上層部はあなたが男性であるということを知っています。そのことを他の従業員に漏らさないよう約束させる必要があるでしょう。書面で交わすのは現実的ではないので口約束になります。あとはその上層部を信じるしかありません。漏れないという保証はどこにもありません。よって「ひょっとしたらみんな知っているのでは…」という不安に駆られるケースもあります。

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2-2-5 アウティングの危険性

元の性別の情報を上層部だけに限定することが現実にできるでしょうか。実はそれは難しいです。社会保険、具体的には保険証の性別は誤魔化せないからです。各種部署が設置されている企業であればこのような事務は総務部が扱っています。保険の手続き上どうしても戸籍の性別情報が総務の社員に知れてしまうことになるのです。ここで上層部から厳しく緘口令(かんこうれい)を敷いてもらう必要があります。しかしこれがどれほどの効果があるでしょうか。総務の社員もいち人間です。人は秘密を知るとどうしてもそれを他人に言いたくなるのが性です。MtF当事者はそれにも怯えることとなります。

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2-2-6 SRSの休暇取得等の問題

結局ここでもこれですね。どの会社も経営はギリギリです。当事者に長期休暇を与えることができる企業がどれほどあるでしょうか。また、休暇を得られたとしてもその間の給与はどうなるでしょうか。多くは無給でしょう。上でも述べましたがMtF当事者はSRS費用に加え休暇中の生活費用の貯蓄も必要となります。

※以上は正規雇用を前提としたものです。非正規(派遣・パート)などでは理解されることが多いです。もちろんパス度は必要ですが。

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女性として(偽って)入社(非正規雇用)

上記のように、MtFであることを明かして就職は非常に困難です。ならば、いっそのこと自分がMtFであることを隠して女性として入社すればいいのではという考えに至ります。誰もがそう考えます。当然です。しかしこれにはデメリットが多いです。以下にそれらを見ていきます。

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3-1 メリット

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3-1-1 完全埋没が可能

MtFであることを開示しないわけですから当然ですが最初から女性扱いです。よって完全に埋没することが可能となります。夢のような環境ですね。

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3-1-2 カミングアウトが不要

というわけで、当然ですがカミングアウトなどといった問題が浮上することはありません。

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3-2 デメリット

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3-2-1 非正規雇用に限られる

ノンカムで就職する場合、正規雇用では上で説明したとおり社会保険の問題から戸籍上の性別が必ずバレます。よって、それを避けるためには非正規での就労しかありません。

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3-2-2 低い給与

同じく社会保険の問題から月収を最高88,000円未満に抑える必要があります。これには複雑な構造があるのですが、詳しい説明は省きざっくり言うと88,000円以上となると雇用主は被雇用者(MtF当事者)を自社の社会保険に加入させる義務が生じるのです。するとどうでしょう、やはり社会保険が絡めば元の性別がバレるのです。よって月々の収入が制限されてしまいます。

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2-2-3 マイナンバー

雇用主は被雇用者に給与を支払うにあたり、被雇用者(MtF当事者)のマイナンバーを知る必要があります。そのためマイナンバーカードもしくは通知カードの写しの提出を求められることでしょう。知ってのとおりこれらカードには憎き性別の記載があります。つまりカードをの写しを提出すると性別がバレてしまうのです。よってMtF当事者はこれは全力で回避する必要があります。しかしマイナンバーカードには性別のところが隠れるカードケースがあります。この場合性別欄が隠れる状態でコピーして会社に渡すといいでしょう。現実的にはこれが一番の対処法となります。隠れてない状態で提出してくれと言われた場合は性別バレします。

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3-2-4 高いパス度が必要

女性としてノンカムで就業するわけですから高いパス度、完パスである必要があります。

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3-2-5 事前に改名が必要

採用にあたりいろいろと書類の提出を要求されます。免許証をはじめ車の任意保険証(保険会社によってはこの任意保険証にも性別の記載があるものがあります。その場合は保険会社を変えてください)など、どうしても戸籍の名前が記載された書類が必要となります。よって最低でも事前に改名は必要となります。

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3-2-6 バレる=退職

多くの場合、元の性別がバレたらクビにされます。不当解雇だ!なんて言うことはできません。むしろ自身の性別を詐称していたのだからMtF当事者が訴えられる危険性すらあります。性別がバレた場合雇用主からすれば他の女性社員の手前どうしても退職してもらうという選択をするケースが非常に多いです。一般の女性社員の意思をまとめることが困難だからです。ひとりでもNOと言う女性がいたならば、もしくはそれが予想されるならば、雇用主としては解雇せざるを得ないでしょう。

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3-2-7 SRS=退職

誰が1〜3ヶ月をも休む非正規社員を雇っておくでしょうか。単なる派遣もしくはバイト・パートです。非正規は単なる駒としか考えられていません。使えない駒は捨てられます。代わりはいくらでもいるのですから。

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戸籍変更後の入社(正規雇用)

上記のようにMtFの状態での就労は大変厳しいのが現状です。よって一度退職し、戸籍を変更して満を持して女性として就活することになります。トランス完了なので正々堂々としていればいいのですが、少し注意点がありますのであえて取り上げておきます。

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4-1 注意点

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4-1-1 雇用保険被保険者証

雇用主が新しく被雇用者を採用する場合、前に勤めていた会社から発行された雇用保険被保険者証の提出が求められます。雇用保険被保険者証とは個人の雇用保険番号等を証明する書類で、通常会社側で保管されています。そして退職するときに初めて被雇用者に渡す書類です。病院で使う一般的な保険証とは違います。

こんなやつです。これには性別の記載がないので大丈夫だと思いがちですが、実は裏でちゃんとデータとして管理されています。よって、これをそのまま新しい会社に提出するとデータに不突合が生じエラーとなることがあるのです。そうするとせっかく性別を変えたのに結局元の性別がバレるという最悪の事態が起こります。これは避けなければなりません。

よって、戸籍変更後、最寄りのハローワークに行き性別の変更手続きを行ってください。そうすれば大丈夫です。データの性別も変更され、エラーが生じることもなくなります。※紛失した人はハローワークで再発行の手続きをしてください。

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4-1-2 年金手帳の再発行(基礎年金番号通知書の発行)

改名・戸籍変更を行っても通常年金手帳は再発行されません。年金事務所に連絡しても「あー、手書きで書き直してください」と言われます。マジで。しかし会社に採用されるとこの年金手帳の提出も要求されます。そこで手書きで修正した後があったらどうでしょうか、はい、バレますよね。

よって再発行の必要がありまが、現在は年金手帳自体が廃止されていて再発行ができません。今は手帳の代わりに基礎年金番号通知書というものが発行されます。基礎年金番号通知書は市区町村の市民課の情報にリンクしていて市民課で名前や性別の変更があればそれにリンクして年金の名前、性別も自動的に変更されます。

基礎年金番号通知書の発行は市区町村の年金課か、年金事務所で行うことが出来ます。

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夜のお仕事・性風俗等

で、結局お金を貯めるためには昼職では非効率であるため夜のお仕事に従事する人が多いです。ニューハーフバーとか専門の性風俗店などです。パネルマジックもありますが、このようなお店のウェブサイトからキャストさんを見るとみんなとても綺麗で可愛い人ばかりです。みんな頑張ってるんですね。

また、このような職業の場合寮が完備されているところもあります。家出同然で飛び出した当事者にとってはまず住む場所が問題となるでしょうが、寮があればそれも解決です。

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起業等

天才肌の人はいっそのこと起業するのが手っ取り早いでしょう。もしくはMtFという立場を利用してYouTuberになるのも手です。ブログでアフィリエイト収入を得るという方法もあります。

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6-1 YouTube

YouTubeでの収益化は動画の総視聴時間4,000時間が再生され、さらにチャンネル登録者数1,000人を突破する必要があります。そのためにはほぼ毎日のように動画を投稿する必要があるでしょう。動画の編集はアホみたいに大変で時間がかかります。わずか5〜7分程度の動画を作るのに6時間は必要でしょう。あまりダラダラと長いだけの動画は飽きられて再生されず離脱されてしまいます。5〜7分というのがキモなのです。もっと言えば4分程度の動画が理想的です。字幕も付けた方がいいでしょう。しかし作ってみると分かると思いますが短時間に濃い内容の面白いコンテンツ性を持たせた動画を作成するのは大変困難です。

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6-2 ブログ

ブログについては当サイトのようなトランス系のサイトがMtF当事者としてはやりやすいと思いますが、実はこのようなジャンルのサイトはGoogleの基準が非常に厳しく設定されており、収益化を図ることができないのが現状です。当サイトは性同一性障害・GIDを扱っており、これはYMYLという基準の「健康・医療」に該当します。これに該当するとサイトに高度な信頼性・確実性がより一層求められ、勝手な発言をする当サイトなんかはそれを満たすことができず収益化を申請しても落とされます。YMYLには他にも法律や金融、年金・保険・税金、離婚・結婚・市民権、国際的なニュースや災害・公的情報を扱うジャンルが含まれます。つまりこれらのジャンルはブログでの収益化は無理です。よって、ブログで収益化を図るならそれ以外のジャンル、例えば旅ブログや食リポ系、もしくはパソコンやスマホのガジェット系など当たり障りのないものとなるでしょう。

加筆

と言いながら、2020/05/25に当サイトはGoogleAdSense審査に合格しました。よってYMYLに該当しているからといって収益化は無理とは言えないことになります。

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6-3 起業

ラーメン屋でもパン屋でもなんでもいいですが、起業すると自分が主です。誰にも文句は言われません。しかしそれだけリスクも増えます。また、何をやるにしても初期投資費用が必要となりますが、いちMtF当事者に融資してくれる銀行がどれほどあるでしょうか。融資が成功しても事業が続かなければ撤退ということになりますが、その場合借金だけが残ることになりあます。夢はありますが非常にハイリスクと言えます。

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現実

さて、では現実はどうでしょう。

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7-1 離職トランス

上記のように就業し職を維持したままトランスを完遂するのは困難なため、トランス(主にSRS)のために一度退職し、SRS、戸籍変更を行い、改めて完全な女性として就職活動を行うのが一般的です。注意点としては4の項目を参照してください。また、現在は大変不況です。正規雇用を勝ち取るにはかなりの労力を必要とします。いっそのこと行政書士や司法書士、社会保険労務士、税理士や公認会計士の資格を取るのもひとつの方法です。


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7-2 男性と婚姻

戸籍変更後男性と婚姻し、自身はパートなどの非正規雇用に収まるケースです。うーん、羨ましい。女の夢ですね。

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理想

理想としては、高校や大学など、在学中にトランスを完遂することです。

残念ながらMtFでの就職は絶望的と言わざるを得ません

この記事を見てる人で学生がいるならば、留年してでも学校に留まり、戸籍変更まで行ってください。そうすれば堂々と女性として、さらに新卒として就職活動をすることができます。

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在職トランスにオススメの職業

そうは言っても

  • もう間に合わない!
  • もう卒業しちゃった!
  • 若いけど今男性として働いている!
  • 働きながらトランスしたい!

という人向けにオススメの職業があります。

 

公務員

 

私がそうでした。公務員は法的に身分が保証されています。トランスごときでクビにはなりません。また、3ヶ月病気休暇の取得も容易でさらにその間給与の全額が支給されます。性別・門地等の差別が憲法で禁止されているので性自認等で不利益な扱いを受けることもありません

また、公務員の多くは30歳くらいまで受験することができます。それ以上の人は諦めるしかありませんが、まだ20代の人、ちょっと勉強して公務員になってみませんか?

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まとめ

いかがだったでしょうか。このようにMtFのトランス事情は極めて厳しいと言わざるを得ません。男性と結婚するのがもっとも平和的ですが、誰しも性指向が男性とは限りませんし、婚姻する前に自分に妊娠の能力がないことの説明も必要でしょう。なんなら元男であることも。相手の両親にも納得してもらう必要もあるでしょう。

なので婚姻すると言っても相手を見つけることは簡単なことではありません。

というわけで、生きていくためには働く必要があります。そのためには大変な苦労の道のりになると思いますが、どうかよい職に巡り会えることを祈っております。

 

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