How to ダイレーション
SRSしてから必要になるのがダイレーションです。ここではそれを解説していきます。
ダイレーションの概要
ダイレーションとは、SRS後ダイレーターという棒を造膣した膣に挿入し、穴が塞がるのを防ぐものです。人間には自然治癒力が備わっており、造膣した穴を「傷」だと認識します。すると治癒しようとし、その結果穴が塞がってしまうのです。ピアスの穴を想像していただければ分かりやすいかと思います。ピアスの穴もピアスを長期間していないと塞がってしまいますよね。
ダイレーションは通常1日に2回、1回あたり1時間を標準としています。このあたりはオペを受ける病院によって多少異なってきますが、ガモンホスピタルではこのような感じです。
ここではガモンホスピタルのダイレーション手順を例に説明します。参考にしてください。
ダイレーションの手順
それでは、ダイレーションの手順をまずは簡単に説明します。
ダイレーション動画
次に、より具体的・視覚的に理解するためにダイレーションの動画をご覧ください。※モザイクをかけているとは言え、センシティブな動画なので閲覧に年齢制限がかかっています。動画が映らないときは「YouTubeで見る」の文字をタップしてご覧ください。
ダイレーション環境
- 病院:ガモンホスピタル
- 術式:反転法
- 場所:Kガーデン2階
- 日時:2019年8月
- 患者:あかり
- 撮影者:私
直接リンク
どうしても見られないときは以下のURLをタップしてください。動画への直接リンクを貼っています。※ダウンロードに多少時間を要する場合があります。
ダイレーターの種類
ダイレーター(ダイレーションに使用する棒)はその太さに分けて6種類あります。それぞれに番号がNo.0からNo.5となっています。番号が上がるにつれてその太さが変わり、No.5が最も太く難易度が高いものとなります。最初は一番細いダイレーターからスタートし、徐々にNo.を上げていきます。No.5は太くて大変苦労する人が多いです。
サイズアップスケジュール
ダイレーションは少しずつ太いものにステップアップしていき、膣の深さを維持し太さを拡張していきます。どれくらいでサイズアップするかは個人によって違いますし、また膣のコンディションなどにも左右されるので一概には言えないのですが、およそ10日前後で次のダイレーターにステップアップするのが一般的です。No.0→1→2→3→4→5、というふうに太くしていきます。もしNo.5でも満足できない場合、アダルトアイテムのいわゆる「ディルド」を購入しさらに拡張する人もいます。
サイズアップする際はいきなり上の太さのダイレーターを挿入するのではなく、最初は今までの太さのものを30分ほど使い、慣らしたところで次のNo.のダイレーターを挿入するとスムーズに移行できるでしょう。
通常術後は1日に1回(約60分)を約3ヶ月続けます。その後はは1日1回、週に2ー3回へと回数を少し減らしていきます。このスケジュールは年齢や自然治癒力、性交の相手がいるかどうかによって異なってきます。無理なく自分に合ったスケジュールを見つけてください。
このことから術後およそ3ヶ月で最大サイズ(No.5)のダイレーターでのダイレーションが完了すると言えるでしょう。もちろんこれは人それぞれなので前後しても大丈夫です。
慣れてきたら
上の動画はガモンでSRSを受けた直後に撮影したものです。よって基本に忠実でとても細かい手順を踏んでいます。しかしダイレは先述したように毎日行なわければいけないため、しばらくすると慣れてきます。するといろいろと省略したり簡略化するようになるでしょう。細かいダイレ手順を守るのは帰国後だいたい3ヶ月くらいまでじゃないかなと思います。それを過ぎれば「こんな面倒くさいのやってられない」となり、好みに応じてカスタマイズする人が多いです。以下にその例を挙げていきます。(あくまで私のケースです)
- ①水→使わない
- ②消毒液→手とか消毒する普通のやつ
- ③シリンジ→使わない
- ④コットン類→使わない
- ⑤ゴムバンド→使わない
というように、私は大幅に省略しました。で、そのずぼらな手順は以下のとおりです。
以上です。一番上で紹介した25項目の手順がたった10項目で終わります。道具は①ゴム手袋、②消毒液(普通に手とか消毒するやつでいいです)、③コンドーム、④ダイレーター、⑤潤滑液、⑥ティッシュだけです。6つです。なんて簡単。自宅でやる際もササッとできますし、外泊する際も非常に身軽で済みます。
その他特記事項
- シャワー → 術後およそ1週間前後で浴びられます。
- 性交渉 → およそ3ヶ月後から出来ます。潤滑液を使用してください。
- 膣内皮膚組織の変化 → 外部の皮膚から内部の皮膚におよそ2年をかけて変化してきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。ダイレーションは膣の深さなどを保つためにとても重要なものです。造膣した人は術後長い間これを行う必要があります。最初こそ道具も手順もかなり複雑であり、また無理矢理拡張することから痛みを伴うので大変ツラい思いをすることと思います。でも大丈夫です。真面目にやればちゃんと拡がってくれます。その後は手順を簡略化し回数も減らすことが出来るので頑張りましょう。ちなみに私は約2年でダイレをやめました。今はかなり萎縮しているものと思いますが、まぁ思い立てばそのときまたダイレを頑張ればいいかと軽く考えています。みなさんも自分に合わせたプランでやっていきましょう。レッツ ゲッツ 深い膣!
あ、言い忘れてました。ガモンから貰える消毒液は帰国後すぐになくなってしまうと思うのですが、市販のうがい薬(イソジンとか)で大丈夫ですよ。色も一緒でしょ?水で薄めて使ってね。あ、水も精製水じゃなくて水道水で大丈夫です。まぁ、大抵のことはだいたい大丈夫なのですよ。がんば。