SRS関連

SRS費用

SRS費用

私はタイのガモンでSRSしたのですが、そのときに掛かった費用を公開します。参考にしてください。

ちなみに内容は以下のとおりです。

SRS内容

  • オペ日:2016年11月30日
  • 為替レート:1バーツ=3.1円
  • 病院:ガモンホスピタル
  • 術式:反転法
  • アテンド:ローゼスジャパン


 

ちなみに現在(2020/05/03)の円バーツ為替レートは1バーツ3.34円なので今よりちょっと安いレートですね。

手術代:886,600円
うん、ここだけを見ると90万円弱だし安いイメージですよね。この費用で国内で受けられればいいんですけどねぇ。

事前検査費用:10,230円
オペ前に血液検査やレントゲンなど各種検査をやる費用です。これ、結構ちゃんとやります。いい加減なタイのことだからこれもスパッと終わるだろう思っていたのですが、意外と丁寧に、徹底的にやられました。持参した眠剤や精神安定剤は没収されます(その後返されましたが)。また、ここで気を付けないといけないのが「体重」です。太ってる人はオペを受けることができないか、できても結構な金額の追加料金がかかります。だいたいBMI26を超えると要注意です。申し込みしたときは適正体重だったのが、オペ日までの間に激太りして大変な思いをする人がたまにいるようです。また、重い持病等がある場合ガモン施設内の設備では検査できず、他の大病院に検査を回されることもあります。

タイ人精神科医費用:6,200円
現地の医師にGIDと診断してもらう費用です。タイも2名の診断が必要なのでガモン先生ともうひとり名前は知りませんがイケメンの先生に診てもらいました。もちろん即OKです。NGが出ることはないと言えますね。そんなの聞いたことありませんし。

ホテル代:69,750円
オペ後1週間の入院と、その後の退院後のホテル滞在2週間分ですね。合計3週間の宿泊費用が7万円弱です。1日3千円ちょっとということになります。ビバ、タイ。この3週間が人生で最高の思い出になります

交通費:32,550円
空港と病院の往復費およびアテンドさんが毎日来てくれる際の費用です。

航空券代:75,000円
日本⇆タイの往復航空機代です。ちなみに羽田です。片道35,000円なんですね。めっちゃ安くないですか?ちなみにタイまでの飛行時間は約6時間半です。ドチャクソ暇です。座席前にはモニターが付いており映画を観ることができるのですが、日本語で観られるかは運次第です。私はSRSのときは日本語で観ることができたので映画3本ほど見て快適でしたが、豊胸(2019年8月)のときはなぜかそれができませんでした。なので意味も分からず英語で観ざるを得なかったのです。それが超絶つまんなかったです。ちなみにSRS後の帰国の便はかなり苦痛なので覚悟しておいた方がいいです。座ると患部が痛むので円座を病院から貰えるのですが、それを使っても痛い痛い。かなりツラかったですね。利用する航空会社はタイ航空がメインですが、JALやANA、そのたLCCも選択できたりします。まぁどれもエコノミーなら似たり寄ったりですが、日本の航空会社であればちゃんと日本語で映画等を見ることができるでしょう。

海外銀行送金手数料:16,000円
私がお願いしたアテンドさんのローゼスジャパンさんは国内で支払うシステムでした。それをガモンに送金するために掛かった費用なのでしょうね。海外にお金を送るってかなり高いんですね…。現地で支払うシステムのアテンドさんの場合は不要ということになります。

アテンド費用:216,437円
文字どおりアテンド費用です。自力単独で行く場合はこの費用が不要ということになりますね。でも私はたった20万で航空機の手配から送迎、通訳、退院後の食事の調達、雑談、相談、病院側との交渉の折衝など、不安点を解決してくれます。そう考えると安いものではないでしょうか。これがひとりだと結構ツラいです。まず日本語での話し相手がいません。これは孤独を感じます。それが一日や二日ではなく三週間です。ずっと孤独を感じているとネガティブの闇に飲み込まれますよ。そういう意味でもストレスを発散させてもらえるアテンドさんはよい存在だと思います。

 

小計:1,312,767円
消費税:105,021円(8%)→現在は10%ですね。

合計:1,417,788円💴(チーン)

 

これに現地で実際に使うお金=退院後のご飯代やダイレーションに使う潤滑ゼリー代などの費用が別途かかります。でもまぁ5万円あれば足りるんじゃないかな。

さてどうでしょうか、よって、SRSに掛かる費用は約150万円となります。S字結腸法ならもっと高額です。これを安いと取るか高いと取るかは個人によるでしょうが、私はその辺に走っている自家用車一台分で人生を変えることができると考えると大変お得なのではないでしょうか。SRS症例数が多いタイという国があって、ガモンという病院がある。それだけでも奇跡です。条件はそろってるんです。ここでやらない手はないでしょう。もやはお金の問題ではありません。

とは言ってもこのお金を工面するのに大変な苦労をし、または貯めることができずにSRSに移れない当事者が多くいるのも事実です。たかが150万、されど150万です。社会人にとってはそれほどではない額ですが、若い学生やバイトや派遣などの非正規で働いている人にとって、この額を用意するのは並大抵のことではないでしょう。

私は貯蓄する時間がもったいなかったので銀行系のカードローンで借金しました。150万全額を借り入れです。なのでSRS以降毎月返済を続けていくことになり、年利14%という利率が重くのし掛かってきました。借金の利率というのは恐ろしいもので、例えば毎月3万円を返済しても約その半分近くが利率に吸い取られます。つまり3万払っても減る元本は実質1.5万くらいです。半分しか減らないんですよ。これはきつい。かなりきつい。でも後悔はしていません。だって前に進めたんだもの

銀行系カードローンは安定した職についている必要があります。よって非正規職員、派遣社員、パート、アルバイトでは難しいでしょう。そういう人には医療ローンをおすすめします。医療ローンとは借入金の使途がオペなどに制限されているものですが、探せば非正規、派遣、パート、アルバイトでも組めるところがあります。ただし、国外オペは非対応なので国内オペとなるでしょう。

それでも難しいようであれば、親に土下座をする勢いでお願いして援助してもらうとか。それもできない方は…、死に物狂いで働く以外にはないですね。うーん、やはりこう考えると難しい問題です。

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