ブログ
この記事はトランス初期に書いていたブログから抜粋したものです。2014年07月12日
髪の長さ=自信
最近、髪がそれなりに伸びてきました。
ショートボブ以上ミディアム未満ってところでしょうか。
そしてそれが少しずつ自信につながってきました。
ようやく、ほんとようやくです。
以前はウィッグ派だったのですが、そのニセモノ感が嫌になってやめた私。
でも当然ですが、ウィッグをやめると地毛です。地毛、短い。長いウィッグから短い地毛へ。このギャップが私の自信を一気に奪っていきました。ウィッグに慣れすぎていたんですかね。
自信の無さからスカートもなかなか穿けず、かと言ってメンズも嫌で、レディースのパンツルックという中途半端な恰好を多くしていました。
自信が無いだぁ?キサマそれでもMtFかぁ!そこは根性である!根性で押し切らんか!
などとまるで戦時中の日本国のような精神論で私は行動することはできません。非国民と言われても特攻する気などありませんから。自信が無いものは無い。
えっと、なんの話でしたっけ?山本五十六長官がラバウル上空で戦死した話でしたっけ違う。
髪でしたね。地毛。
地毛が伸びてきてそれが自信につながり。自信が付くと自然とスカートを穿けるようになり、スカートを穿くと自然に女子トイレを使うようになってきました。そしてトイレでも誰も気にも留めない。まったくもってスルー。パウダールームでメイク直しなどして悦に入ったり。
こんなこと、みなさんにとっては当たり前のことかもしれません。でも私はそうじゃなかった。ウィッグをやめてから一気に行動できなくなってました。
それがようやく、ほんとようやく、ひとつの壁を超えられた気が今しています。
「自信を持て」と一言で片づけるのは簡単です。でも私はどうにもそれが出来なかった。自信がないことが悪いことのようで、また、MtF失格だと責められてるように思えてなりませんでした。
ほんと辛かったなぁ…。すべてを過去形にするのは早いですけど。
自信が無いのは皆同じなのは分かってます。だけど何がその人にとっての自信に繋がるかは人それぞれ。
みんなこうやって、一段ずつ階段を上っていってるのですね。